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ペンタトニックとオクターヴに見放されそうな過渡期

  • 執筆者の写真: Kensuke Harada
    Kensuke Harada
  • 2017年6月12日
  • 読了時間: 2分

フォーカルジストニアというものは、それまでコントロール出来ていた指が反発して、全く言う事を聞かない。

と言うよりも、指や脳も今となっては元に戻したい、若しくは新たに神経を作って、以前よりも負担の少ない良好状態に持って行きたいけど、なかなかそれが難しい状況なのかもしれない。

自分の場合、特にエレキベースで顕著なのが、ペンタトニックの音使いとオクターヴ奏法時に症状が出易い。

いつもだったらジストニアに慣れてきたのもあって、平常心を装えるが、たまに発狂しそうになる事もある。

ペンタトニックとオクターヴなんて、ベース奏法の基本中の基本である。

それが故に、気持ちは行ったり来たりなんですね。

押弦時、人差し指の先端で押さえるのがセオリーだが、それが一番引き金になってしまう事に気付いてからは、指の腹で押さえている。

これだと比較的、症状は出づらい。

色々、超細かい工夫や微調整を行いながら、あたかもフォーカルジストニアを患っている事を忘れてしまう様なベーシストにはなって来た。

そう言う風に、有難い言葉をかけてくれるミュージシャンやお客さんが増えて来てくれた事に、大変な感謝と複雑な気持ちで過ごしている。

本当に治んのかな、これ(笑)

罹ってから10年は見た方が良いでしょう。

まぁ、生きていれば何とかなるでしょう。

そう思っていれば、それなりの結果になるでしょう。

遠い眼・・・

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